藤巻亮太さんが語る「3月9日」――「日本人の四季に対する感性は心の中で生き続けている」

Yahoo!検索で急上昇したヒトやモノに取材する、Yahoo!検索ガイドの「検索注目ピックアップ」。3月23日のYahoo!検索のデイリーランキングでは、ミュージシャンの藤巻亮太さんがランクインしました。
https://searchranking.yahoo.co.jp/total_ranking/people/20170323

これは、3月22日に放映されたフジテレビ系「2017 FNSうたの春まつり」に藤巻亮太さんが出演し、常総学院高等学校吹奏楽部1、2年生の皆さんとともに「3月9日」を演奏したためでした。

レミオロメン活動休止後も藤巻亮太さんが歌い続ける「3月9日」。3月9日には、Zepp DiverCityで「藤巻亮太 3月9日 PREMIUM LIVE 2017」も開催されました。藤巻亮太さんにとって「3月9日」とはどんな楽曲なのでしょうか......？

そこで、藤巻亮太さんにメールインタビューでお話をうかがいました！

藤巻亮太さんプロフィール

ふじまき りょうた

1980年生まれ

2000年12月、小学校からの同級生3人で「レミオロメン」を結成。ほとんどの楽曲で作詞作曲を手掛けている。
2003年8月、ファーストシングル「電話」でメジャーデビュー。数々のヒット曲により、3ピースバンドとしてのオリジナリティを不動のものとする。中でも、2004年リリース「3月9日」、2005年リリース「粉雪」は、今でも多くの人に支持され続けている。
2012年、レミオロメン活動休止を発表。2月29日にソロデビュー曲「光をあつめて」をリリースしソロ活動を開始。10月、ファーストアルバム「オオカミ青年」をリリース。2016年3月、セカンドアルバム「日日是好日」をリリースし全国ツアー開催。5月には日本テレビ系オリジナルアニメ「エンドライド」エンディングテーマ「go my way」を配信リリース。2017年3月、カロリーメイトCMソングとしてセルフカバーした「3月9日」を配信リリース。3月9日には「藤巻亮太 3月9日 PREMIUM LIVE 2017」と題した一夜限りのライブを開催した。

藤巻亮太さんにインタビュー！

――3月22日に放映された「FNSうたの春まつり」で、吹奏楽部の皆さんと一緒に藤巻亮太さんが歌った「3月9日」は大きな反響を呼びました。この反響は予想されていたでしょうか？
藤巻亮太さん　リリースしてから13年もたっているのですが、その頃まだ3～5歳だった子たちがこうやって曲を知ってくれていて、また、卒業のタイミングで歌い継いでくれていることに素直に感動しました。

――吹奏楽部の皆さんと共演して歌うのはどんな感覚だったでしょうか？
藤巻亮太さん　僕も高校1年の時に吹奏楽部に入っていて、その頃、野球の応援や、式典で演奏をした記憶が蘇（よみがえ）りました。ブラスのもっている人を励ましたり応援したりするような響きの力が、「3月9日」の門出を祝うテーマと合致して、歌いながら僕自身も感動しました。なにより吹奏楽部の卒業生への想いと演奏が本当に素晴らしかったです。

――2017年3月9日にはZepp DiverCityで「藤巻亮太 3月9日 PREMIUM LIVE 2017」も開催されていましたが、藤巻亮太さんにとって、「3月9日」とはどんな楽曲かを教えてください。
藤巻亮太さん　もともとは幼馴染（おさななじみ）の結婚式のためにつくって、その夫婦に送った歌です。当時、彼が「3月9日、サンキュー、ありがとうの日に結婚するんだよねー」と言っていた言葉が胸に残り、すごくいい日だなーと思っていたところから生まれました。人の興味は日々、時々、瞬時に移ろいゆくものだと思います。それでも毎年春の季節にこの曲を話題にしていただけているのはうれしいことです。日本人の四季に対する感性は、まだまだ心の中で生き続けてるんだなと思いました。

――最近何を検索していますか？　実際に検索してみたワードをいくつか教えてください。
藤巻亮太さん　食べ物屋さんが多いですね。あとはギターアンプ、サッカーの試合のショートハイライト、先日釣りに行った時にはスズキのレシピなども検索しました。結構脈絡がないですね（笑）。

毎年春になると卒業式で歌われる「3月9日」。藤巻亮太さんが、そこに日本人の四季に対する感性を指摘したことにはハッとしました。

「3月9日」をはじめとする藤巻亮太さんの楽曲の数々が、これからも歌い続けられていくことを祈っております！