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ボードゲーム「枯山水」実戦、ヤフー社員が「わびさび」を競ってみた!
「わびさび」 を競う異色のボードゲーム 「枯山水」 。その「枯山水」を紹介した朝日新聞の記事 「渋すぎるボードゲーム『枯山水』、ヒット 開発者も驚く」 がYahoo!ニュースのトップに掲載されて話題になり、3月5日のYahoo!検索デイリーランキングで 「枯山水 ボードゲーム」 が急上昇しました。
https://searchranking.yahoo.co.jp/burst_ranking/20150305
しかし、「『わびさび』を競うボードゲーム」と言われても謎は深まるばかり......。
すると、Yahoo! JAPANのボードゲーム同好会(実在します)の複数の社員が「枯山水」を所有していることが判明して事態は急展開! 急きょ、実際にボードゲーム同好会員に「枯山水」の実戦を取材させてもらいました!!
和菓子の箱のような落ちついた外観です
「枯山水」概要
英題:Stone Garden
プレイ人数:2~4人
対象年齢:10歳以上
プレイ時間:60~90分
作者: 山田空太
画: ママダユースケ
オリジナル発行元: New Games Order
定価8,100円(税込)
「枯山水」実戦レポート
ただいま絶賛売り切れ中の「枯山水」。ヤフー社員はどのように入手したのでしょうか?
Aさん:2014年秋の ゲームマーケット でこれはマストだと狙いをつけて買いました!
Bさん:2月下旬に行った横浜の 「イエローサブマリン」 でたまたま1個だけあるのを見つけて、運よく買えました!
協力プレーヤーもボードゲーム同好会から募ると、瞬時に必要人数が集まりました。
真ん中に共用ボードを置き、周りに各プレーヤーのボードを配置する形でセット。
共用ボードには、伏せられた砂紋タイル、庭石、徳ポイント用のコマが置かれています。
ゲームで使う石は、ニューゲームズオーダーの社員手ずから石膏(せっこう)に色を塗って作っているそうで、2セットを見比べると、微妙に違っていたりします。
各プレーヤーの手元には、作庭家カードと庭園カードが1枚ずつ配られています。作庭家カードはここぞという時に使える必殺技のようなもので、特殊な操作ができます。庭園カードは理想とする庭園像で、終了時に☆や△のある位置と同じ位置に指定の石が置けていると、カードに書いてある点数がもらえます。
砂紋タイルをひくところからゲームが始まります。最終的に3×5枚のタイルを並べ、その上に石を置き、その美しさで点数を競います。
途中、タイルを保管したり廃棄したり譲渡したり強奪したり、他のプレーヤーとの駆け引きがあります。
座禅を組んで徳を積み、石を入手したりもします。
誰か1人が15枚のタイルを置き終わると、他のプレーヤーのタイル受け渡しができなくなり、巻きモードに入ります。
全員がタイルを置き終わると、ゲームが終了。共用ボードのフチで得点計算を行います。砂紋の美しいつながり、コケのある面の数、石の正しい配置などは加点となりますが、砂紋のつながりが途切れていると減点となります。
1卓の最高点だったのはこれ。
2卓はこれ。
こんなのができるといいんですけどね! わびさびの神髄に触れるには、もっと徳を積む必要があるかも?
ご協力いただいたボードゲーム同好会のみなさんでした!
一般のボードゲームと違って、プレイ中の様子もどこか落ち着きのある「枯山水」。現在は在庫切れとのことですが、在庫が復活した際にはぜひこの「わびさび」の世界を皆さんも体験してください!