こんにちは。ヨッピーです。
この「検索探偵」も早いもので、連載開始から2年と半年近くがたとうとしております。
過去には、さまざまな企画にチャレンジしてきましたね。
などなど。
で、僕気付いたんですけど、たぶんお風呂とか川とかがめちゃくちゃ好きなんですよね。
なんかそんなことばっかりやってるし。
どうにかして「風呂」と「川」のふたつを融合させることができたら最高に楽しいんじゃないか......と考えたところ、ひとつの名案を思いつきました。
それが......、
エクストリームサウナだーーーーー!
※エクストリームサウナとは?
ヨッピーが勝手に作った造語。「自然とサウナの融合」を目指すらしい。
そんなわけでレンタカーを借りました。
「自然と融合した、新しいサウナ」を作るためです。
今回の撮影には、友人であり写真家の澤翔太郎くんに同行してもらいました。
澤「なんでサウナ入るのにレンタカー借りるんですか?」
ヨッピー「自然と融合するためだよ」
澤「情報が少なすぎる」
とりあえずレンタカーに乗り込んで出発する僕ら。
向かうのは奥多摩のさらに奥、山梨県の小菅村というところです。
中央自動車道の上野原ICを降り、さらに車を走らせること30分。
だいぶ「山!」っていう感じになってきた
そこから、さらに30分ほど走るといよいよ本日の目的地である小菅村に到着!
Yahoo!検索で小菅村を検索してみよう!
小菅村は多摩川の源流にある地域で、人口800人程度ののどかな村だそうだ。
総面積の94%を森林が占めていて、「自然との融合」を目指すにはぴったりのロケーション!
どんどん山道を行きます。デコボコ道がかなり揺れる。
公衆トイレを発見!
ヨッピー「お。立派な公衆トイレがあるよ」
ヨッピー「熊かあ。熊には勝てないなあ」
澤「なんちゅうところに連れて来るんですか」
小菅村の大自然!
ここからは駐車場に車をとめて、山道を歩くことにします。
ヨッピー「あ、あれは!」
ヨッピー「いよいよ不安になってくるね」
澤「熊が本当に出たらどうするんですか?」
ヨッピー「一応熊よけに爆竹持ってきたから大丈夫」
澤「(マジかよ......)」
でっかい荷物を抱えて山道を登ります!
勾配がけっこうきつい!
少し歩くと川に出た
これが多摩川の源流! 東京都民の水道水となる川でめちゃくちゃ水がきれいです。
途中にかかる橋を渡るのも絵になる。
緑のコントラストがめちゃくちゃきれいなんですよね......。
さらに歩きます。
見てくださいこの透明度! 山奥なだけあって水温はかなり冷たい。
「そろそろ疲れてきたな」というところで......。
どーん!
滝だーーーーーー!!!
「雄滝 小菅村」で画像検索!
こちらは小菅村にある「雄滝」という滝。
二股に分かれた川の中央部分の岩が、男性器に見えることから「雄滝」と名付けられたらしい。
「滝のしぶきにかかると男性の精力増進に役立つ」そうだ。
おっさんが大好きなサウナにうってつけーーー!
僕と対比するとその大きさがなんとなく分かるでしょうか!
かなりの迫力であります。
澤「で、わざわざ滝まで来て何をするんですか?」
ヨッピー「サウナと滝に交互に入る、交互浴をします」
「交互浴」を知らない人は、Yahoo!知恵袋で調べてみよう
交互浴とは、温かいお風呂と水風呂に交互につかるお風呂の入り方。
自律神経などを刺激することで血行を促進したり、疲労回復につながったりなど健康に良いといわれているのであります。
サウナ好きのおじさんが、サウナから出るなり水風呂に入るのも交互浴の一種。
もちろん僕も愛好している入り方であります。
澤「まあ、滝は良いとして、サウナはどうするんですか?」
ヨッピー「これから作るよ」
さっそく持ってきたバーベキュー用のコンロに炭を並べる僕。
こんな感じで炭の下にスキマを作っておくのは空気が通るようにして炭が燃えやすくするためだ。
着火した炭はサウナの熱源として使用する。
「炭おこし」のコツは動画検索でも学べるぞ
炭に火をつけたら今度はサウナ本体を作ろう。
用意した段ボールをふたつ並べて使用。
人が入れるような大きいサイズの段ボールがあればひとつでも良いかもしれない。
並べた段ボールをガムテープで連結してゆく。
澤「器用に作りますね」
ヨッピー「段ボールとガムテープがあれば、だいたいのものは作れるってことをこの検索探偵で学んだからね」
澤「その知恵って、社会でも役立ちますかね?」
ヨッピー「立たない」
段ボールを連結したらこんなふうに炭の上からかぶせる。
下を空けているのは燃焼に必要な酸素を取り込むためであります。
ここからさらに、中がよく見えるように透明なビニールでふたをします。
自家製サウナの爆誕だー!
ちなみにこの中にすっぽり入ると確実に一酸化炭素中毒になりますので、首から上は出すスタイル。
いざ、参ります!
本当は全裸で入りたかったんですが編集部に絶対怒られるので水着を着ました。
ヨッピー「おお! 適当に作った割にちゃんとあったかい!」
滝をバックにサウナに入る僕。
これぞ自然とサウナの融合だーーーーーー!
なんだこの構図。
そうこうしてたら、じっとり汗ばんできた!
ビニールについた蒸気が見えるでしょうか?
10分もたつと汗だくです。
ヨッピー「そろそろ頃合いかな......」
おっしゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!
行ったれぇぇええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
寒すぎて死ぬかと思った。
ヨッピー「死ぬほど冷たい。なんぞこれ......」
澤「もう夏過ぎて、肌寒いくらいなのに無茶ですよそりゃ」
ヨッピー「温まり方が足りなかったのかもしれない」
ヨッピー「そんなこともあるかと思って、奥の手を用意したんよ」
澤「炭の上に石を載せてどうするんです?」
ヨッピー「これから、ロウリュウをやります」
Yahoo!検索で「ロウリュウ」を検索
ロウリュウとはフィンランドの伝統的なサウナの入浴法で、熱した石に水をかけることで水蒸気を発生させ、さらなる温浴効果を期待できるのだ!
さらにこれ!
澤「なんですかこれ?」
ヨッピー「唐辛子ソースやで。水のかわりに唐辛子ソースを石にぶっかけることによって、唐辛子に含まれるカプサイシンが体を温めてくれるっちゅう寸法や!」
それ! ジュジューッと!
激痛。
痛い痛い痛い痛い!!
喉めっちゃ痛い!!
涙が出てきた。
澤「で、どうですか、効果は?」
ヨッピー「よく分かりません」
そして10分後......。
ヨッピー「よっしゃ! そろそろ体もポカポカや! 今度はいける気がする!」
行ったれぇえええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なめとったらアカンぞゴラァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヨッピー「死ぬ」
澤「なんか大げさじゃないですか? そんなにきついもんです?」
なめた口をきくので澤くんにもやってもらいました。
滝の動画(音量注意!)
澤くんに防水カメラで撮ってもらった動画。
水圧がすごすぎて、なぜか録画が途中で止まった。
滝怖すぎ。
「寒くて震えが止まらない」とか言い出したのでサウナで暖を取る澤くん。
澤「いや、でもスピリチュアルですね、これ。滝を浴びることで、川の神様とコンタクトできたような気がします」
ヨッピー「何言ってんだこいつ。キモ。」
いや、でもほんと、滝の水圧がすごくて、頭の上からの圧力で危険信号がビンビンに出るんですよね、これ。本能から来る恐怖心みたいなのがすごくある。
ヨッピー「でもアレだね。結局、滝は交互浴に向いてないということが分かったね」
澤「そんなのやる前からわかってたでしょうが」
結局、この後普通に温泉施設のサウナに入ったんですが、最高でしたね。
エクストリームサウナとか意味不明なことを言ってた数時間前の僕もブチ殺してやりたい気分です。
【結論】
サウナは普通に入るのが一番良い!
ちなみに岩にぶっかけた唐辛子ソースはタオルで拭き取り、
ゴミは全部持ち帰りました。
サウナには向かなくても自然は守ろう!
そんなわけで、今回のまとめ~~~~!
・自然とサウナの融合は難しい! 普通に入るのが一番だぞ!
・段ボールとガムテープがあれば大抵のものは作れる! でも社会では役に立たないぞ!
・滝は水圧がすごい! 意味不明な恐怖心が襲ってくるぞ!
・友だちがスピリチュアルなことを言い出したら怖いからとっとと下山しよう!