実は、生まれが高知県だというやすしきよしのお二人。「見えんでしかし」とは、未来も含めてのことだった?
イラスト/藤田マサトシ
2013年が始まったはいいものの、世の中はいろいろと悪いニュースばかりで、先行きには不安ばかり......。日本の行く末や将来がぼやけてしまっている、という方も多いのでは? そこで今回は、遠い未来では飽き足らず、2013年のことすらよくわかっていない人が多い県を検索率から調査しました。調査結果からは、「高知県民が最も先のことをわかっていない」という傾向がでてきたんです!
まずは毎年気になる干支。「2013年 干支」という検索ワード。
「2013年 干支」の地域別の検索率分布図
高知県は3位でした。全体的に南の方がよくわかっていないことが、分布図から見てとれます。「ね・うし・とら・う・たつ・み」と、一番覚えやすい「み(巳)」まで入っているにも関わらず......。これはやはり、一切先のことを気にしてこなかったからこそ、こうして検索してしまうのでしょうね。
お次は、2013年に何が起こるのかを調べる際に検索するであろう「2013年 出来事」で。
「2013年 出来事」の地域別の検索率分布図
高知県は8位と上位に。日本の夜明けの先を見た高知出身の偉人・坂本竜馬が、本当に先が見えていたのかが怪しくなってきましたよ......? 本当ぜよ? 本当に見えてたぜよ......?
「2013年 祝日」では......。
「2013年 祝日」の地域別の検索率分布図
東京都がトップですが、高知県も3位と負けてはいません。国税庁の調べによると、平成23年度の発泡酒の消費は高知県が日本一! 酒類全体でも全国2位でした。毎日お酒を飲んでいたら、それこそ毎日がお休みみたいなもの。祝日が何月の何曜日にあるか、というのも覚えている人が少ないようです。
また、中には変わったワードでも......。
「2013年 プリキュア」の地域別の検索率分布図
女児に大人気のアニメ、プリキュアシリーズを検索する高知県民。高知県の大人は先々のことを気にしないが、小さな女の子は気にしているということなのか......? それとも、ただの大きなお友だちが気にしているだけなのか......? 先々のことがわからない県民性ではありますが、夢中になれることは積極的に調べるようです。
これは、「高知県民が最も先のことをわかっていない」と言い切ってしまってもいいのではないでしょうか(ただし、プリキュア好きは除きます)。では、実際のところはどうなのか? 高知県出身のものまねタレント、ジェニーいとうさんに伺ってみました。
記者「検索では、『高知県がもっとも先のことをわかっていない』という結果がでましたが、実感としていかがですか?」
ジェニーいとう「確かに、私も後先考えない性格です。高知県に行っても、そういう人は多いですね。漁師町が多いから、お金はみんなお酒に変えてしまう。明日シケが来たら......って考えが根付いているんでしょうね」
記者「風土として、海に囲まれているのも理由だったわけですね! 身近な方で、そういった『後先考えない』エピソードはあったりしますか?」
ジェニーいとう「私の祖父は北海道を開拓しようと乗り込む船を移民船と間違えてしまって、ブラジルまで行っちゃったわ。そのままホームレスになったそうよ」
記者「後先のこと、考えなすぎですよ!」
【結論】
高知県民は後先のことを考えないが、ジェニーいとうさんの家系は県民性と関係なく後先考えない!
※ランキングはYahoo!検索で検索されたワードを都道府県別に分析した、検索率分布によります。
※集計期間:2012年1月1日~2012年12月5日