先日、iPhoneのコスプレをしてiPhone 5発売の行列に並んできました。画像はその時のものです。なんと先頭の人は、1週間前から並んでいたのだとか。最終的には700人オーバーの行列ができ、銀座アップルストアの前でひとり「日本人のデジタル商品好きっぷりはどうなってるんだ!」と怒っておりました(自分も並んでいたくせに)。
そして僕は思ったわけです。「ちょっとみんな、デジタルに頼りすぎなんじゃないの?」と。いやー、頼りすぎでしょいい加減! そろそろ原点回帰してみてもいいんじゃないの?
そんなわけでYahoo!検索の編集部から「10月だし、なんかハロウィンのやつ、やってよ」みたいなアバウトなオファーを受けて思い立ったのです。「よーし、それなら検索に頼らずにハロウィンパーティーをやってやろうじゃないか!」と。
で、ハロウィンってなんだっけ?
○僕の予備知識
・なんか仮装とかやる
・カボチャの収穫祭とかたぶんそんな感じなのでカボチャを食べたりする
まあ大体あってる? よね?
そもそも僕が子どもの頃は、ハロウィンなんてイベントはまったくなかったような気がするのですが......! ハロウィンって名前をよく聞くようになったのって、ここ3年くらいの事じゃありません?
僕はといえば、街でハロウィンの日に「うぇーい!」とか言いながらコスプレをしている若者の集団を見かけては毒電波を飛ばす毎日でしたので、ハロウィンと言われてもいまいちピンときません。
ちなみに、若者を敵視するのはおっさんの証拠だそうです。うるせえ。
とりあえず、買い出し
いまいちよくわからないので、適当に布を買ってみる
仮装をする事はなんとなくわかっているんだけど、どういう仮装をすればいいのかがわからない......。
前述した「うぇーい!」の若者たちは、セーラー服とかを着ていた気がするのですが......。さすがにセーラー服を着るイベントではないと思う。
とりあえず、よくわからないので「カボチャのイベントだし、緑とかオレンジの布買っておけばなんとかなるやろ」というアバウトな精神のもと、適当にお買い上げ。布って高い。
今度は食材を
丸ごとのカボチャって売ってない
「とりあえずカボチャを食っておけばいいんでしょ?」ってなノリで、次はスーパーへ。しかしながらカボチャ丸ごと売ってるお店が全然見つかりません。「八百屋さんならあるかも?」と思ったのですが、デジタルに頼らないというルールのもと、近隣の八百屋さんを探す手段も見つからず断念......。
仕方がないので、3つ切りになったカボチャを3つほど買ってみました。
ふわっとした状態のまま、パーティーを開催
3つ切りのカボチャを片手に「みんなー! ハロウィンだよー!」と張り切る僕
「やったー! ハロウィンだー!」と、ハロウィンの意味もわからずよろこぶ一同
そもそも、僕たちのように三十路を超えている人間からすると、ハロウィンってかなりなじみがないんです。みんなに「ハロウィンってなに?」と聞いてみても、「仮装するやつ」「子どもがお菓子もらえるやつ」などと、ふわっとした回答ばかり返ってきて、誰もちゃんとした由来を知りません。
ふわっとした感じのパーティーでも「これがハロウィンだよ」って言い切ればだませそうな気がしてきました。
うろ覚えのままパーティーは続行
ごめん、今気づいたけど、これ全然ハロウィンじゃないわ......
やっぱりデジタルに頼ろう!
いやー、無理でしょ。無理無理無理! 何をどう考えたって無理でしょ! デジタルに頼るなって? 無理でーす! キャピピー!
だって、愉快なピエロになったつもりが完全に殺人ピエロになりましたからね。参考にするものがないって本当に難しい。やっぱデジタルに頼ろう! そうしよう!
そんなわけで顔中の絵の具を落とし、Yahoo!検索に走る僕
そもそも、ハロウィンって世間では本当にはやっているの? ひょっとして僕、流行に取り残されてる!? こんな時は、Yahoo!リアルタイム検索で「ハロウィン」を調べてみるか......。
ぎゃー! めちゃくちゃ出てくる!
これはやはっている事を認めないわけにはいかないでしょう......! うーむ。いつ取り残されたんだろう。あれか。友だちが少ないからか。でも、そもそもハロウィンの由来ってなんなの?
出てきたぞ!
なるほど。「ハロウィン 由来」で検索すると、もともとはケルト民族の収穫感謝祭から浸透したものということがわかった。
ケルト民族は、1年の終わりを10月31日に定めていたので、その夜を死者の祭りとしたそうな。仮装をするのは、その夜に降りた悪霊たちが仮装した姿を見て驚いて逃げるように、との事。なーるほーどねー! 殺人ピエロもあながち間違いではなかったのかもしれない。
ハロウィン向けの料理を作ろう
由来を理解した所で、ハロウィン向けの料理を作るべく早速買い出しに。
渋谷区の青果店を検索
八百屋さんならカボチャ丸ごとだって買える
検索を駆使すれば、近くの八百屋さんだってバッチリ見つかる! 八百屋さんのおかみさんに「カボチャ、何に使うの?」と聞かれたので「ハロウィン用です」と答えると、おかみさんが友だちからもらったという人形を見せてくれた。
出てきたのは、カボチャに乗った魔女の人形
杖(つえ)を持ってすやすや寝ている
こんなところにまでハロウィンが届いてるんだから、きっともう世間ではおなじみのイベントとして定着しているのだろう。今回の記事でなんとか追いつきたいものですな!
料理をする時にはレシピ検索がスーパー便利
スーパーについたらレシピ検索をしてみよう
「ハロウィン」で検索すると、凄い量のレシピが出てきたー!
レシピがあると、買い物がはかどります
そんなわけで今回は、カボチャのグラタンとスイートポテト、カボチャのプリンを作ることに決定。ちなみに、この3つは生まれてこの方、一度も作った事がありません。ですが、何事もチャレンジであります。レシピもある事だし、まあなんとかなるっしょー!
料理開始
まずはカボチャのプリンから。カボチャをラップで包み、レンジでチンして柔らかくします。
カボチャをラップで包み、チンして柔らかくなったものをつぶす
次に牛乳に砂糖を溶かしたものと卵を混ぜ合わせ、ザルでこす
できたものを耐熱容器に入れ、オーブンで焼けば完成。カンタン!
この調子で次々作って行きます。完成したものは後ほど!
これはオバケの形をした(つもりの)スイートポテト。造形がひどい
カボチャのグラタンは、カボチャを丸ごと使う
固くて切るのが大変なカボチャも、レンジでチンすれば皮まで柔らかくなり、楽に切れます。ただし、チンしすぎると柔らかくなりすぎてボロボロになってしまうので注意が必要!
料理の準備ができたら飾り付けの用意を
ほほー! 近頃は、100円ショップにもハロウィングッズが売られているらしいぞ! 早速行ってみよう!
おお! 本当だ! 目立つ場所にハロウィンコーナーが!
飾り付けや仮装用の帽子など、店内の一番目立つ場所にどどーんと置いてあります。知らない間にすっかり市民権を得やがったな、ハロウィンの野郎......! よーし、これで準備はバッチリだ!
そしてハロウィンパーティー、リベンジ編!
みんなー! ハロウィンパーティーやるよー!
「えー? またどうせ、殺人ピエロが出てくるんでしょ?」
「料理も、あれじゃただのカボチャの煮付け定食じゃないですか」
くっ......! やはり前回の失敗が尾を引いている......! よーし、じゃあ今度こそ見せるよみんな!
これが本当の、ハロウィンパーティーだー!!
「うわーすごい! この料理、本当にヨッピーが作ったの!?」
「カボチャのプリンも......」
「スイートポテトも......」
「えー!? カボチャのグラタンまでー!?」
「すごーい! すごすぎるー!!」
「プリンがおいしいー!!」
「グラタンもおいしいよー!」
「ハロウィン、最高ーーーー......」
「あれ!? ヨッピー!? どうしました!?」
「......ヨッピーさん! あ......、笑ったまんま、死んでる......!」
今回の調査結果
そんなわけでいかがだったでしょうか? 茶番は。
まあそれはともかく、やっぱり検索がないと無理! 無理ですわあんなもん!
カボチャのグラタンなんて、中身丸ごとくり抜いて使うなんて「俺にできるわけないやんけ.......!」とか思っていましたけど、レシピを調べながらやればなんとかおいしいのが作れましたからね! 意外となんとかなるもんです!
みなさんも意地を張らずにYahoo!検索を駆使して、楽しいハロウィンを過ごしてみてください!
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